未婚者に問います。結婚したいですか? 結婚はしたくないですか?

結婚したい

未婚者に問います。結婚したいですか? 結婚はしたくないですか?

 

国立社会保障・人口問題研究所のデータによると『独身の9割弱は“いい人がいたら結婚したい”と思っている』そうです。そんなに多いの? びっくりしませんか? 

 

 

結婚したいと思っているのに、結婚率は上がりませんね。

 

 

なんとアラフォー男性の結婚率は2%、アラフォー女性の結婚率は1%という数字が出ています(これも上記機関のデータです)

 

 

結婚しない(できない)人たちが多い時代なのに、今や婚活産業は花盛り! 結婚相談所、結婚情報センター、婚活アプリ、婚活パーティ、婚活居酒屋、婚活バー、合コン、街コン、友達の紹介などなど、出会える場所はいくらでもあります。

 

 

私は、結婚相談所をやっているので、土日はホテルにティーラウンジにお見合いの立会いに行くのですが、ラウンジには驚くほどお見合いをしている男女がいます。仲人になりたての頃は、“世の中ってこんなにお見合いをしている人が多かったのね”と驚かされました。

 

 

みなさんの周りも、独身男女は何らかの形で婚活をしませんか? 

 

 

「婚活してます!」と公言しないでひっそりと婚活している人もいるので、そう考えると、独身者の9割弱が、「いい人がいたら結婚したいと思っている」というのは、なるほどうなずけます。

 

 

・結婚は贅沢品。貧困が結婚を遠ざけているって、本当?

 

よくメディアなどで問題視されているのが、「今の日本は非正規雇用者が増加して、貧困のために結婚が贅沢品になった」ということ。

 

 

総務省統計局によると 1990年に881万人だった非正規雇用者数は、2014年に1962万人と2倍以上になっています。

 

 

でも私は「ビンボーだから結婚できない」ということには、ちょっと「?」です。

 

 

確かに相談所や結婚情報センターのような場所には、非正規雇用者の男性登録がほとんどありません。年収や雇用体系を明らかにする場所では、登録してお申し込みをしても女性が受けないし、女性もお申し込みをしないから。

 

 

だけど、婚活居酒屋、婚活バー、婚活パーティなど、最初に雇用体系や年収を明かさないところなら、たとえ年収が低くても、非正規雇用者であっても婚活ができる。人間力があれば、そこで女性を恋に落とし、結婚へと持っていける。

 

 

女性は好きになってしまうと“私もがんばって働いて、一緒に家庭を築いていこう”という気持ちになる(ならない人もいますけどね)。お金がないなら、人間力を上げて、“あなたと力を合わせて、私一生生きていくわ”と言う女性を探せばいいんです。

 

 

だから、メディアの言う「結婚は贅沢品」「男性にお金がないから結婚しない」というのは、ちょっと違う気がするんですよ。

 

 

もちろん、お金がないと“結婚したい”という気持ちがあっても、結婚生活をやっていける自信が持てないし、“どうせ自分なんか選ばれないだろう”と行動が後ろ向きになっている人が多いのは事実ですよ。

 

 

が、しかし!

 

 

・お金のない男子たちよ、川崎希の父とヒモ夫アレクサンダーを見よ!

 

元AKB48の川崎希さん、一時、ヒモ夫のアレクサンダーさんと一緒にバラエティ番組によく出ていました。

 

 

アレクサンダーさんは、まったく売れないロックバンドをやっていて『働いたら負け』とかいう曲を歌っているそうです。私だったら「ふざけてんじゃね〜ぞ」とぶん殴りそうですが、川崎希さんは目をハートにして、夫のためにせっせと働き、ヒモ夫を食わせています。

 

 

川崎希さんがヒモ男にホレてしまうのは、体に組み込まれてDNAのようです。実父はバツ5で、5回の結婚をヒモのみで乗り切ってきた男。なんと祖父もヒモだと言うではありませんか! 筋金入りのヒモ家系。

 

 

世の中、真面目にコツコツはたらいて、平均以上の収入を稼いで、週末になるとせっせと婚活にはげんでも結婚できない男性がいるのに、まったく仕事をしなくて、女に食わせてもらって、5回も結婚しちゃう男性がいるんですよ( ^ω^ )

 

 

理不尽ですね。

 

 

ヒモがいいとか悪いとかの話は置いておいて、逆にその男力がすごくないですか?

 

 

婚活しているのに結婚できない男子たち、川崎希の父と祖父とアレキサンダーを“神”と崇めよ( ^ω^ )

 

 

あ、でも今ちょっと思ったんですが、このヒモ男がいることが川崎希さんのタレント価値が上がる。つまりは、ヒモ男性あっての希さん。このうえなく素晴らしい宣伝材料! “こんなダメンズがいても大金稼ぐ美人タレントで実業家”という図式になっています。

 

 

またアレクサンダーに至っては、「僕働いてません」「希のヒモです」とバラエティに出ていることで、働いている。バラエティ番組に出演するのは、タレントとしてのりっぱな労ですから。

 

 

・金持ちほど結婚を遠ざける

 

 ずいぶん前の話ですが、阿部寛さん主演のドラマ『結婚できない男』というのがありました。自分の価値観や固定観念がしっかりとあって、自分の生活圏内に他人が入ってくるのを極端に嫌がる。一人で生活することをこのうえなく愛している男でした。

 

 

こういう男を「ソロ男」と言うのだそうです。

 

 

命名したのは、博報堂ソロ男プロジェクト・荒川和久さん。著書『結婚しない男たち』で、20~50代 で一人暮らし、仕事をしていて親などに金銭的な依存をしていない独身の男性を「ソロ男」と定義づけています。

 

 

このソロ男の特徴をみていくと……

 

「自由・自立・時給の価値観をもっている」

「結婚できないではなく、結婚しない」

「モテたいより、負けたくない」

「目線が主婦化」

「ストイックなまでに品質を気にする」

「合コン・キャバクラに行かない」

 

のだそうです。なるほどね。

 

 

・「僕と同じ収入のある女性がいいんです」

 

先日、私の会員女性45歳が、50歳の年収1千万の男性とお見合いをしました。

 

 

ダンスインストラクターをしている彼女は、年齢には見えない美人。ダンスを踊っているだけにスタイルも抜群で肌も若々しい。ただ、年収が150万くらいしかなかった.

 

 

その男性がお見合いが始まるやいなや言ったそうです。

 

 

「僕は女性に、僕と同じくらいお金を稼いでいてほしいと思うんです。そういう女性との結婚を希望しています」

 

 

お見合いって、男性は年収を身上書に書き込むことが必須。でも女性は任意で書かなくていいんです。書いていない女性がほとんど。だから、「アンタいくらあんの? 俺様にふさわしい女なの」的な先制パンチを打ってきたんだと思います。

 

 

このお見合いは双方が『お断り』でした。彼女が私に言いました。

 

 

「年収の話をされた時点で、ああ、この人は私を選ばないな」と思いました。

 

 

髪が薄くて、白髪で、体重が120キロなんですけどね、その男性。

 

 

一人をこよなく愛するソロ男が「結婚できないではなく、結婚しない」というのに対し、彼の場合は「結婚したくても、結婚できない」男ですよね。

 

 

・結婚したいのに、できない女性は、美人のアラフォー

 

 

では、女性の場合、「結婚したいのに、できない」タイプとは?

 

 

これは、若く見える美人のアラフォーです。

 

 

なぜかといえば、20代の頃、モテた経験や、スペックの高い男性とおつきあいした経験があるので、その理想をそのままにスライドさせて婚活をしているから。

 

 

ところが彼女たちが理想としている男性は、もうアラフォーではなくて20代後半から34歳くらいまでを結婚対象にしている。

 

 

求めているベクトルがすれ違っているのです。

 

 

さらに、アラフォー美人たちの婚活を厳しくしているのが、婚活市場の男女比です。6対4の割合で女性が多くなっているという現実。

 

 

その4割の男性の中でも女性たちが「結婚したい」と思うスペックのいい男は、ほんの一握り

 

 

その一握りを女性たちがこぞって取り合っているのですが、これはもう若い順から売れていきます。

 

 

また逆をいえば、スペックが高くてコミ力があって、見た目もいい男性は、女性を選びたい放題という構図です。

 

 

婚活って、女性の場合最強兵器は“若さ”なんですよ。美人のアラフォーがマシンガンで地上からガンガン攻めていっても、若さという爆弾を空から落とされたら即死( ^ω^ )

 

 

だからアラフォー美女は、過去の栄光を捨てて、婚活に望まないといけないのですよ。

 

 

でも彼女たちにはプライドがあるからこう言い放ちます。

 

 

「結婚はしたいですよ。でも妥協してまで、結婚したくない」

 

 

・選べるから、また結婚ができない

 

先にも書いたように、婚活できる場所は、結婚相談所、結婚情報センター、婚活アプリ、婚活パーティ、婚活居酒屋、婚活バー、合コン、街コン、友達の紹介などと、いくらでもあるんですよ。

 

 

いくらでも出会えるから、出会って、おつきあいして、相手の嫌なところがちょっとでも見えると「ハイ、次!」となってしまう。

 

 

今やお見合いも、30人も40人とする時代です。「婚活アプリで120人の相手に出会った」という人もいます。

 

 

明治、大正、昭和初期は、写真を交換すればそれで結婚が決まっていたし、親の意向で強制的に結婚させられることも多々あったわけですが、今は自由恋愛時代。選べるお相手が多くなると、目移りしてしまうのは至極当然のことです。

 

 

さらにネットの発達により、スマホひとつあればいつでもどこでも婚活ができる。サイトでお相手選びができるし、婚活パーティや婚活バーの場所を簡単に検索できる時代なんです。

 

 

まとめ

「婚活」という言葉は8年くらい前に生まれました。そもそもは“結婚することが困難な時代になった。今や、結婚するための活動をしなければ結婚できない”というのが語源。

 

 

しかし、婚活者はさかんに活動しているのに、「結婚」できない時代が到来したのです。

 

 

あなたはこの結婚難時代に、結婚したいですか? 結婚したくないですか?